翻訳ツールを使って作業をする場合の見積もりは、ほぼ文字単価を基準にしています。特にTradosを使用するときは、アプリで解析率を求めてヒット率のパーセンテージの位によって単価設定をします。例えば旧書類を元にして新規書類と比較し、完全に文章が同じであればその部分は0%となります。ただしそうだからと言って単価がゼロにはなりません。なぜなら、完全に同文だからといっても前後の文脈との関係性も見る必要があるからです。そうした場合の単価はだいぶ低くなります。このようにリニューアルレポートや旧版があれば利用可能なため、発注者側から見れば料金が抑えられるという利点があります。ただし紙媒体しかない場合は、目視で文字数をカウントしなければならないため、上記ツールを使用することは難しいです。

ツール使用案件の見積もり方法